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葉ネギ【地植え】の育て方
監修:恵泉女学園大学教授 藤田智
葉ネギ【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページでは葉ネギ【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。
基本情報
- 科名属名:ヒガンバナ科ネギ属(アリウム属)
- 原産地:中国西部、中央アジア
- 分類:多年(宿根)草,耐寒性,草本
- 栽培のスタート:タネから
- 日照条件:日なた
- 生育適温:20~25℃
- 水やり:発芽までは土を乾かさないように注意。植え付け後は極端に乾燥するとき以外は不要。
- 特徴:土寄せによる軟白は不要で、栽培期間が短い。
- 樹高:草丈(40~50㎝)
- 植えつけ期:
- 開花期
- 収穫期 6~7月、9月中旬~2月
- 植えつけから収穫までの期間 タネまきから約60日。草丈が30~40㎝になったら抜き取るか、株元を3㎝残して切り取る。
- 開花から収穫までの期間
ネギ類は薬味を筆頭に、冬の鍋物やすき焼きに欠かせない野菜で、日本の各地で栽培されています。野菜として栽培されるネギ類は、長ネギ(根深ネギ)とワケギ・葉ネギに大別されます。長ネギは、株元へ土を寄せて、葉鞘部を白く長く育て(軟白栽培)収穫します。それに対してワケギ・葉ネギは、主に葉身部を収穫します。土寄せの必要がないので、割と簡単にできます。葉ネギを利用する文化は、関西以西の地域が多いといえます。 ベジタブルガーデンでネギ類の直立した葉は、ほかの野菜に見られない特徴となり、レタス類などの株間に植えつけると立体感が出ます。また、縁取りなどでも、その魅力を発揮します。 葉ネギの香りの成分は、含硫化合物です。鴨とネギが相性がいいといわれているのは、硫化アリルがビタミンB1の吸収を高め、食欲を増進するからです。ネギにはビタミンB1、B2、C、E、やカルシウム、カリウムなどのミネラルが含まれますが、とくに葉の青い部分には、カロチンが豊富に含まれます。