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にんにく【地植え】の育て方
監修:恵泉女学園大学教授 藤田智
にんにく【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページではにんにく【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。
基本情報
- 科名属名:ヒガンバナ科ネギ属(アリウム属)
- 原産地:中央アジア
- 分類:多年(宿根)草,耐寒性,草本
- 栽培のスタート:苗から
- 日照条件:日なた
- 生育適温:18~20℃
- 水やり:乾燥が激しいときはたっぷり水やり
- 特徴:スタミナのつく香辛野菜。栽培期間が長いのでしっかり土づくりをする。
- 樹高:草丈(50㎝)
- 植えつけ期:球根(9月下旬~10月)
- 開花期
- 収穫期 5月下旬~6月
- 植えつけから収穫までの期間 苗から8~9カ月
- 開花から収穫までの期間
ニンニクは中央アジア原産で、生育温度は18~20℃と、冷涼な気候を好みます。そのため、暑さにはやや弱く、メジャーな生産地も寒冷地が多いようです。しかし、品種は、暑さが苦手な寒地系と、温暖地でも育つ暖地系に大別されるので、栽培地に合ったものを選ぶことが大切です。 ニンニク特有のにおいはアリシンと呼ばれ、殺菌・抗菌作用があるといわれています。さらに、ビタミンB1とともに、疲労回復に役立つとされるスタミナ野菜です。 最近見かける無臭ニンニクとは、これは長ネギと似たヨーロッパの野菜、リーキを1年栽培し、太らせた球根です。ニンニクと同様に利用されますが、ニンニクほど、強烈なにおいはありません。育て方はニンニクと同じで、寒さ、暑さともによく耐えるため、幅広い地域で栽培が可能です。