植物栽培ナビ
にら【地植え】の育て方
監修:恵泉女学園大学教授 藤田智
にら【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページではにら【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。
基本情報
- 科名属名:ヒガンバナ科ネギ属(アリウム属)
- 原産地:中国西部
- 分類:多年(宿根)草,耐寒性,草本
- 栽培のスタート:苗から
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15~25℃
- 水やり:乾燥が激しいときはたっぷり水やり
- 特徴:冬は地上部が枯れて休眠し、春にまた芽が出る。一度植えると数年植えっぱなしができる。
- 樹高:草丈(30㎝)
- 植えつけ期:5月中旬~6月中旬
- 開花期 7~8月
- 収穫期 8月中旬~10月(1年目)、6~10月(2年目)
- 植えつけから収穫までの期間 苗から60日
- 開花から収穫までの期間
中国原産のユリ科の多年草で、独特の香りをもつ葉と花茎が利用されます。独特の香気は硫化アリルによるもので、栄養的には、カロテンが多く含まれている栄養野菜です。 ニラの生育適温は約20℃ですが、暑さにも強く、春から夏にかけて生育し続けます。生育中は盛んに株が分げつするので、1年の間に幾度も収穫ができます。苗の植えつけは5~6月。収穫は、植えつけの2ヵ月後以降から可能です。ひとたび植えておくと、4~5年は収穫できるので、ぜひ畑や菜園の隅に植えておきましょう。 ニラの花芽分化は、ほかの多くのネギ類とは異なり、高温と長日条件で始まります。開花は7~8月ですが、株を疲労させず、長く収穫させるために、花茎は摘み取りましょう。