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チンゲンサイ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

チンゲンサイ【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページではチンゲンサイ【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。

チンゲンサイ【地植え】写真
基本情報
  • 科名属名:アブラナ科アブラナ属(ブラッシカ属)
  • 原産地:中国華南地方
  • 分類:一年草,耐寒性,草本
  • 栽培のスタート:タネから
  • 日照条件:日なた
  • 生育適温:15~20℃
  • 水やり:乾燥が激しいときはたっぷり水やり
  • 特徴:最も普及している中国野菜で、短期間で収穫できるミニチンゲンサイもある。
  • 樹高:草丈(15~20㎝)
  • 植えつけ期:
  • 開花期 
  • 収穫期 5月下旬~7月中旬、10月中旬~12月上旬
  • 植えつけから収穫までの期間 タネまきから40~45日。ミニチンゲンサイは20~30日
  • 開花から収穫までの期間 

 葉のつけ根が、ぷっくりと尻を張ったような姿がユーモラスなチンゲンサイは、今や代表的な中国野菜です。いわゆる中国野菜は、今から30年ほど前あたりから盛んにつくられ始めました。それ以前はなかなか普及が進まず、知名度が低い傾向でした。しかし、クウシンサイ、チンゲンサイなどは、日本の高温多湿の夏でも栽培できるほど耐暑性が強く、栄養豊富で、日本の食文化に馴染みやすかったことから、今や人気野菜のひとつとなりました。  チンゲンサイの葉は倒卵形で淡い緑色。葉柄の尻張りがよく、草丈が20~30cm位で立ち性という、独特の草姿に可愛らしさがあります。  栄養素では、ビタミン、ミネラルをバランスよく含み、余分な塩分を排出するカリウム(260mg/100g以下同)、骨を丈夫にするカルシウム(100mg)、抗酸化作用のあるカロテン(200μg)が豊富です。中国薬膳では、余分な体熱を鎮め、胃腸を整え、利尿作用があり、便秘の予防によいとされるようです。  チンゲンサイはさっとゆでると、ほんのり甘味が出て、口当たりもやさしくなります。ゆでる際、湯にサラダ油を少し落とすと緑色が冴え、風味がまします。お浸し、和えもの、炒めもの、クリーム煮、鍋物、汁の実など、幅広く利用できます。  生育適温は、20℃前後と冷涼な気候を好みますが、その一方で、暑さや病気にも強く、土質を選ばず栽培できるため、厳寒期を除けば1年中栽培可能で、重宝な野菜といえます。  しかし、春まきの場合、とう立ちしやすいため注意しましょう。また、アブラナ科の野菜なので、根コブ病を予防する必要があります。1~2年の間に、アブラナ科の野菜を植えた場所を避けて栽培するようにします。

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