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たまねぎ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

たまねぎ【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページではたまねぎ【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。

たまねぎ【地植え】写真
基本情報
  • 科名属名:ヒガンバナ科ネギ属(アリウム属)
  • 原産地:中央アジア
  • 分類:多年(宿根)草,耐寒性,草本
  • 栽培のスタート:苗から
  • 日照条件:日なた
  • 生育適温:15~20℃
  • 水やり:乾燥が激しいときはたっぷり水やり
  • 特徴:サラダに向く甘タマネギと貯蔵性がよい辛タマネギがある。1年草または2年草として扱われる。
  • 樹高:草丈(50~60㎝)
  • 植えつけ期:苗(11月中旬~12月上旬)
  • 開花期 
  • 収穫期 5~6月
  • 植えつけから収穫までの期間 苗から約160日
  • 開花から収穫までの期間 

 タマネギの栽培の歴史は古く、4000年を超えるとされています。特に北イランからマルタイ、エジプトでは、かなり古い時代から食用として珍重されていたという記録があります。  タマネギの原産地については諸説あり、アフガニスタン近辺の中央アジアを原産地とする説が有力です。日本へ本格的に導入されたのは、明治4年(1871年)、北海道開拓使によるものでした。当時はほとんど日本人の食生活になじまず、明治後年になって、南半球のニュージーランドをはじめ、海外へ輸出されたという珍しい経緯があります。  日本では古くから、北海道、大阪府、兵庫県でよくつくられています。戦後に食事が洋風化したことによって、タマネギの消費が伸び、それにともなって、北海道の栽培面積が急増。現在では北海道は、全国一のタマネギの産地となっています。  タマネギを包丁で切ると涙が出るのは、タマネギに含まれる硫化アリルという成分が揮発して、目に刺激を与えるからです。この硫化アリルという成分は、じつはさまざまな有効作用があります。たとえば、硫化アリルとビタミンB1を一緒に摂取すると、B1の吸収を高め、利尿、発汗作用を促します。また、血液をサラサラにするといわれ、糖尿病、高血圧などの予防に有効といわれています。ただ、辛い、涙が出るだけではないのです。

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