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しゅんぎく【地植え】の育て方
監修:恵泉女学園大学教授 藤田智
しゅんぎく【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページではしゅんぎく【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。
基本情報
- 科名属名:キク科シュンギク属(グレビオニス属)
- 原産地:地中海沿岸地方
- 分類:二年草,耐寒性,草本
- 栽培のスタート:タネから
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15~20℃
- 水やり:乾燥が激しいときはたっぷり水やり
- 特徴:株張り型と株立ち型があり、摘み取りをして長期間収穫するなら株立ち型が適する。
- 樹高:草丈(30㎝)
- 植えつけ期:
- 開花期
- 収穫期 5月中旬~6月、9月下旬~11月
- 植えつけから収穫までの期間 タネまきから40日
- 開花から収穫までの期間
すき焼きや鍋物野菜の定番、シュンギク。独特の香気と風味は、家族団らんの冬の食卓に欠かせないものです。原産は地中海沿岸地域で、キク科の葉菜です。中国、日本など東アジアでは野菜として利用されていますが、原産地のヨーロッパでは、主に観賞用として栽培されています。越冬した株から開花するシュンギクの花は意外と美しく、まさに「春の菊」といえます。畑で余ったシュンギクをそのまま残しておくと、翌春、美しいシュンギクの花にめぐり合うことができます。 シュンギクの生育適温は15~20℃と冷涼な気候を好むため、春(4~5月)と秋(9~10月)が栽培適期です。 栄養的には、カロテンの含量が多く、ホウレンソウに匹敵します。また、ビタミンC、カルシウム、鉄分なども豊富です。 すき焼きや鍋でおなじみのシュンギクですが、アクが少なく、柔らかいため、生でも食べることができます。おひたしやゴマ和え、ピーナッツ和え、天ぷらなども定番ですが、意外とサラダも美味です。畑や菜園、プランターでシュンギクを作れば、新鮮な食材がいつでも手に入り、シュンギクのサラダが楽しめます。このように、一味違うシュンギクを味わうこともできるのも、家庭菜園のよさといえます。