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シカクマメ【地植え】の育て方
監修:広島市植物公園 島田有紀子
シカクマメ【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページではシカクマメ【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。
基本情報
- 科名属名:マメ科シカクマメ属
- 原産地:熱帯アジア
- 分類:多年(宿根)草,半耐寒性,つる性
- 栽培のスタート:タネから
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15~25℃
- 水やり:土の表面が乾き始めたらたっぷりとやる
- 特徴:本来は多年草だが耐寒性がないため、日本では一年草扱いとする
- 樹高:つる性(2~3m)
- 植えつけ期:
- 開花期
- 収穫期 8月~11月中旬
- 植えつけから収穫までの期間 40~50日
- 開花から収穫までの期間 15~20日
シカクマメはマメ科の多年草で、地下の根はデンプンを蓄積して塊根となります。サヤの四隅に翼のような稜(りょう)をもつ、変わった形の果実が実り、切った断面が四角いことからシカクマメという名前がつきました。 熱帯地方が原産のため、日本では沖縄県での生産が盛んです。沖縄では、「新緑の季節」という意味の方言「ウリズン」という名前でも呼ばれています。 本来は多年草ですが、耐寒性がないため、日本では一年草として扱われています。 サヤが10~15cmぐらいの大きさになったころが柔らかく、食べごろです。やや苦味がありますが、茹でてサラダや和えものにしたり、炒めもの、てんぷらなどがおすすめです。タンパク質や脂質が多く含まれ、ダイズと同じぐらいの栄養価があります。また、完熟した豆も花も地下の塊根も食用にすることができます。 近年、化粧品業界の研究によると、シカクマメの完熟種子には、肌のハリと弾力を保つ効果(アンチエイジング)があるとか。すでに、「美容豆エキス」配合の美容液が販売されています。ダイズと同等の栄養価をもち、美容効果もあるとは、シカクマメはまさにスーパー植物なのかもしれません。