植物栽培ナビ
つるありインゲン【地植え】の育て方
監修:広島市植物公園 島田有紀子
つるありインゲン【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページではつるありインゲン【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。
基本情報
- 科名属名:マメ科インゲンマメ属
- 原産地:中央アメリカ
- 分類:一年草,半耐寒性,つる性
- 栽培のスタート:タネから
- 日照条件:日なた
- 生育適温:15~25℃
- 水やり:表土が乾き始めたら鉢底から水が出るようにたっぷりとやる。 特に、開花以降に水切れを起こすと、花が落ちたり、サヤが曲がったりするので水切れには十分注意する
- 特徴:つるあり種は、高温に強いため栽培期間が長く、約2ヶ月間収穫できる
- 樹高:つる性(1.5m以上)
- 植えつけ期:
- 開花期
- 収穫期 5月下旬~7月上旬
- 植えつけから収穫までの期間 60日
- 開花から収穫までの期間 10~15日
サヤインゲンには、つるなし種とつるあり種があり、後者のほうが高温に強いため、栽培期間が長く、約2ヶ月間、収穫できます。かつての品種は、調理の前に筋を取るものでしたが、現在流通する品種は、ほとんど筋が気ならず、取る手間が省けるようになりました。品種数は数100ほどあります。 つるは1.5m以上に旺盛に伸び、側枝もよく発生するので、カーテンに向いています。 ただし、25℃以上の高温では花が落ちやすく、収穫ができないので、真夏の収穫を外すように、まく時期を少しずつずらしてみるのもよいでしょう。関西では1年に3回タネまきができることから、「三度豆(サンドマメ)」とも呼ばれています。