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つるむらさき【地植え】の育て方
監修:広島市植物公園 島田有紀子
つるむらさき【地植え】の育て方について紹介いたします。
このページではつるむらさき【地植え】の基本情報やまめ知識をご紹介しています。
基本情報
- 科名属名:ツルムラサキ科ツルムラサキ属
- 原産地:熱帯アジア
- 分類:一年草,半耐寒性,つる性
- 栽培のスタート:タネから
- 日照条件:日なた
- 生育適温:20~30℃
- 水やり:表土が乾いたらたっぷりとやる
- 特徴:タネからでも苗からでも育成可
- 樹高:つる性(2m)
- 植えつけ期:5月~6月
- 開花期
- 収穫期 7月上旬~10月下旬
- 植えつけから収穫までの期間 種まき後30日から収穫できる
- 開花から収穫までの期間
熱帯アジア原産のつる性の1年草で、青茎種と赤茎種があり、主に野菜として利用されるのは青茎種です。アクが強い野菜ですが栄養価は高く、葉、つる、花のすべてを食用にできます。モロヘイヤのような粘り気と、ホウレンソウに似た味です。赤茎種は、青茎種ほどクセがないので食べやすく、また、赤い茎と光沢のある葉のコントラストが美しいため、観賞用に利用されることが多々あります。 つるは2m程度に伸び、あんどん仕立てのほか、ベランダなどでのちょっとしたカーテンになります。ウリ科植物などに比べると葉が小ぶりなので、実用的な日よけにするときは、やや密植にするとよいでしょう。 ツルムラサキはカロテン、ビタミンC、カルシウムが豊かな健康野菜です。若い葉とつるの先端20cmくらいを収穫します。太いところは硬く筋があります。独特のぬめりとくせのある味、臭いがあるので、アク抜きをするとよいでしょう。味噌汁に入れたり、さっぱりとしたお浸しや和えものなどでいただきます。また油との相性もよいので、天ぷらや炒めものなどに向いています。